about magic mill sounds

『Magic Mill Sounds』は、サウンドエンジニア山口宜大(ヤマグチタカヒロ)が、2020年に設立した音の相談室。音楽家が音に込めた人間味溢れるサウンドを、ジャンルを問わずテクノロジーに織り交ぜながら完成させるプロセス全般を担う、サウンドプロダクションです。

山口 宜大 
(サウンド・エンジニア : レコ山口 宜大ーディング、ミックス、マスタリング、PA)

1979年、都内某所の精米店の長男として生まれる。家業を手伝うことで、ものづくりの大切さと共同社会に囲まれて育まれる。その傍ら幼い頃から音楽に目覚め、レコードショップに勤務したことがきっかけで、2000年ごろには音楽制作にも関わるようになる。なかでも録音や音響面に興味を持ち始めエンジニアとしてのキャリアをスタート。

活動初期に於いては、クリエイティブ集団「GROUND RIDDIM」のメンバーとして、音楽だけでなく、ヴィジュアル・アーティスト達との共同作業にも力を注ぐ。

穏やかな性格から切り取ったような人間味溢れるサウンドを、ジャンルを問わず植え付けることで、音楽家が音に込めた表現をテクノロジーに織り交ぜながら完成させるプロセス全般を担う。

電気的な楽器が隙間なく蔓延るアブストラクトな作品を多く手がけるうち、アーティストが楽曲に込めた意図を見つけ出し、聴き手に楽器本来の音を届けるテクニックを身につけた。その独自のソリューションは、アコースティック・フィールドに於いて「羊毛とおはな」のアルバムで活かされることになり、以来、幅広い音環境でも活動する礎となった。

ジャズ界では、もっともアナーキーな存在でありながら即興芸術の領域をも侵食するなど、評価を高めるピアニストの「スガダイロー」、またヒップホップ界ではそのスガともコラボレーションが多いラッパーの「志人」のアルバムの録音とミックスを手がける。

これまでCM音楽も多数手がけ、映画音楽では近年、ユニークな作品で世界的な評価を得ている矢口史靖監督の話題の新作『ダンスウィズミー』(2019年公開作品)のサウンドトラックを、オリジナル・スウィングで注目されている「ジェントル・フォレスト・ジャズバンド」の演奏を録音とミックスを手がけている。

またPAエンジニアとしても、代官山『晴れたら空に豆まいて』のオペレーターを随時担当しながらも、「アン・サリー」や「羊毛(市川和則)」が出演する大ホール公演などのチーフ・オペレーターを担当するなど、演奏家やプロダクションからの信頼も厚い。

2019年8月には、ロバート・グラスパー(key)の来日時にレコーディング・エンジニアとして抜擢され、クリス・デイヴ(dr)、デレク・ホッジ(bass)、ヤシン・ベイ a.k.a モス・デフ(mc)の音源に参加した。
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